乳腺外来の診療時間 【火曜日 午後1:30~午後3:30】
【乳腺外来】
日本における乳 がん患者さんは、年を追うごとに増加を続けており、現在日本では23人に1人が乳がんになるとされ、その数は海外では60歳代が多いことに比べ、日本では 自分にかまっていられない年齢、もっとも信頼される年齢である40~50歳代が最も多い”乳がん”年齢であり、30歳代の若年者にも多いことが特徴です。 増加の原因はライフスタイルの変化や食事の欧米化とされていますが、乳がんの予防方法は今のところありません。しかし、乳がんは診断技術や、医療の進歩に より非常に早期に発見できるようになりました。また治療方法なども医療の進歩もあり、乳がんは治癒する確立が非常に高い病気なのです。専門家による早期の 診断、適切な治療が必要です。仕事を持っている方、多忙な方でも気楽に専門医の診察や乳がん検診を受けてください。当院ではマンモグラフィ検査と超音波検 査を行い、画像検査で腫瘤(しこり)が発見された場合には針を刺してしこりの性質を診断する細胞診・組織検査も行っています。乳がんは、自分で発見できる 唯一のがん。ただしそのためには定期的な検診受診の継続と、自己検診をしてほんのわずかな”おかしい?”を見逃さないように、自分に感心を持ってくださ い。それが乳がんを克服する第一歩です。乳がんは早期がんで見つかって治療を受ければ、ほとんどが再発することなく生活できるものなのです。万一治療が必 要となった場合は、東京女子医科大学病院などの専門機関にて高度で最新の医療が提供されるようご紹介いたします。
・乳房にしこりがある ・乳頭から分泌物が出る ・乳頭にびらんや乳房皮膚の赤みがある
上記症状がある方は検診を待たずに、乳腺専門機関を受診しましょう。
【乳がん検診案内】
日本では年間約5万人が罹患し女性悪性罹患率1位、23人に1人が乳がんで す。アメリカ、ドイツに続く第3位の乳がん大国になっています。このアメリカ、ドイツを始め欧米諸国では乳がんになる患者さんは増えていますが、死亡する 方は減っているのに対し、日本人女性はいずれも増加しています。日本は先進国では唯一死亡率が年々増えている国です。アメリカでは、国を挙げて乳がんに対 する啓発とマンモグラフィ検診を普及させ、早期発見に力をいれてきました。実際にアメリカではマンモグラフィを取り入れた集団検診が行われるようになった 結果、50歳以上の女性の乳がん死亡率が20~25%も減少しました。残念なことに日本では乳がん検診受診率は低く、しこりなどの自覚症状が出てから検査 を受ける人が多く、発見されたときにはすでに進行している場合が少なくありません。自治体の乳がん検診などでは視触診だけを行っているところもあります が、乳がんはしこりを形成するだけではないため、視触診だけでは乳がんの早期発見が困難な状態です。乳がんの早期発見のための検査方法としてはマンモグラ フィ2方向撮影検診と超音波検診をお勧めしています。現在のところ、乳がんの決定的な予防方法はありませんが、年1回の乳がん画像検診をして、がんを早期 に発見することが一番の予防方法といえます。早くに診断すれば乳がんは恐いものではありません。是非とも年に1回は乳がん検診を受けましょう。特に症状が ない方でも30代のうちに、一度乳がん検診を受け、不安を抱えるよりもしっかり検査をして安心されることをお勧めいたします。