当院は昭和29年に亀戸診療所として開設、その後、社会保険病院として継続し、平成26年に独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO:ジェイコー)に移行し、江東区の地域中核病院として診療を行っております。
現在まで一般内科、外科、整形外科を中心に診療してまいりました。
令和3年8月の新型コロナウイルス感染症の感染拡大(第5波)に伴い、病床不足が深刻化した状況の中で、国から新型コロナウイルス感染症患者を専用に受け入れる病院を整備するよう要請があり、当院が対応することとなりました。
コロナ専用病院として運営する体制を構築し、令和3年9月30日から令和5年7月31日までの1年10カ月間、コロナ感染患者様の入院に対応してまいりました。
その間、一般の患者様の入院を受入れることができなくなり(昨年10月からは限定的に受け入れ可能)、地域の皆様には、大変ご不便とご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく思います。
幸い、国内でのコロナ感染が落ち着いたことにより、本年5月8日をもってインフルエンザ等と同等の感染症5類指定に変更となり、私たちの生活も以前のように戻りつつあります。
当院も、コロナ専用病院としての一定の役目を終了する事ができると判断いたしまして、昨年10月からコロナ病床と並行で一部再開していた一般病床を、令和5年8月1日より、再開する事といたしました。
ただ現状では、医師、看護師が不足しており、入院診療の受け入れには限界があります。
コロナ専用病院としてスタートした時から申し上げていた「いずれは地域の方々のニーズに応えられるよう通常の診療に必ず戻す」としていたお約束を出来るだけ早く果たすべく、これからも職員一丸となって邁進してまいります。
今後とも、皆様のご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和5年8月1日 JCHO東京城東病院 院長 中馬 敦